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2005年11月23日

Aポジション

ま、おおむね昨日の続きっぽい話。

アサヒカメラの特集記事で、FシリーズではないニコンMFカメラの歩みを読みました。とは言っても、ちょっと前に日本カメラでも似たような特集が組まれていて、ニコンの歩みという意味ではそっちの方が詳しく説明されていましたので、今回はおさらい程度に読ませてもらいました。

FM3Aは、FE2とNewFM2が統合されて生まれたということらしいのですが、実はここで私ははたと気が付きました。

僕を呼ぶ声僕を呼ぶ声

私は絞り優先AEを使ったことがない!

もちろんEOS 10Dを使ってるときは、絞り優先AEをメインに使っています。しかしFM3Aでは、いつもマニュアルで撮影していました。露出計の指針を見ながらダイヤルを回して、シャッタースピードは自分で決定して撮影しています。

これには少なからず理由があって、初めて小売店でFM3Aを手にしたときの感想が、強くすりこまれているのだと思います。FM3Aって、あまりにも露出補正ダイヤルが操作しづらいんですよね。スムーズにクルクルって回せるなら、絞り優先AEも使っていたと思いますが、あのダイヤルは横のボタンを押しながら回さないといけません。はっきり言って面倒です。だったら自分で露出計の指針を見ながらシャッタースピードのを決定してやればいい、と判断したわけです。購入してから半年間、何の疑問もなくそういう撮影の仕方をしてきたので、Aポジションで撮影したことがただの一度も無い状態です。おかげで急なシャッターチャンスに遭遇して、うっかりとんでもないシャッタースピードで撮影しちゃったりすることも少なくありません。普段は念のためにAにセットしておいた方が、心配ないのかもしれませんね。

同様に、10Dでも自動深度優先AEっていうのを使ったことがありません。操作の仕方がいまだに分からないんですよね。というか使う気がないから覚える気もないんだけど・・・。


: えだまめ : 2005年11月23日 13:45

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コメント

わたしもAポジションって使ったことないですね。
理由は全く同じです。必然的にシャッターチャンスに弱いです。
自動深度優先AEって何ですか?初めて聞く用語です。

: みつなり : 2005年11月23日 17:44

私は、Aポジションが通常です。
露出補正が欲しいときのみマニュアルにしています。
モノクロネガメインていうのもありますがスナップの時はほぼAにしています。
Aでない場合は、基準露出と思う露出に固定(絞りはやや深く、ずらした後は元に戻しておく)しておいてシャッタータイミングを優先させています。それでもやっぱりチャンスを逃がすことは多いですが・・・(笑)

: komattyan : 2005年11月23日 21:13

>みつなりさん
キヤノンだけのAEですね。
なにしろ使い方を覚えていないために間違ってるかもしれませんが、AF測距点すべてにピントが合うように絞りを自動調節して、それに基づいてシャッタースピードを決定する露出方式だと思います。(違ってたらゴメンナサイ)

>komattyanさん
はじめまして。(でしたよね?)
AFカメラでもチャンスを逃す私はどっちにしても逃してしまうわけですが、たしかに露出補正がいらない場合はAポジションでも構わないわけですもんね。今後はAポジションも使ってみようかなぁ・・・。

: えだまめ : 2005年11月23日 23:04

そうです。初めましてです。挨拶が遅れて申し訳ありません。
いつもホームページやみつなりさんのブログでお名前を拝見していたので・・・。これからもよろしくお願いします。

: komattyan : 2005年11月24日 23:25

こちらこそ今後ともよろしくお願いいたしますm(_"_)mぺこり

: えだまめ : 2005年11月25日 00:49

拝啓 興味深く読ましてもらいました。ここ5,6年海外住まいなので、あまり、カメラも触る事がなかったのですが、画像の「デジタル化」はもう一つの写真革命で、1世紀前の銀塩と同様な現象でしょう。デジタル化の場合、画像処理エンジンが各社異なり、個性をつかむのに一苦労。

ニコンに限らず、カメラ機構が行き着くところまで行き着き、人の感性を養う、あるいは揺さぶる方向とはあまり違う方向だと思う今日昨今です。AF、評価測光、自動巻上げ、総ズーム化・・・
それにはやはり消費者の側も問題あると存じます。機能自動化に反対する訳でないけど、たとえばコンパクトカメラにズームやストロボ・ビルト・イン(今のデジカメも同様)や「おまけ機能」で写真の本質とかけ離れていると考えています。
メーカーも「誰にでも間違いない写真」から、人間の道具としての正確さを願いたいと思います。
ニコンF3・FE・FM-Eシリーズまでは私には理解範囲。
しかし、反面、CONTAX(デザイン)ペンタックス(コンパクト一眼E)、ミノルタ(総エンプラ)を見ながらニコンブランドを忘れたかのような振る舞い。
EOSシリーズが出てから迷走の度合いを深めたと思います。
F3桁(F301後)、F二桁(F50後)・・・

近年のライカMブームやコシナベッサ、旧MF一眼などの人気はまさにそれを消費者が気づき始めたよい傾向だと思います。

AF、マルチ機能、ブイルト・インストロボはプロの現場ではあまり使わないと聞きました。本質を知っている人ほど、シンプルさを好むと思います。
それを今のニコンを含む、メーカーは忘れていると思います。
ぜひとも、消費者がほしくなるような機種をとりわけニコンには願いたい次第です。

: 佐高万利男 : 2006年10月06日 04:53

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