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2007年12月20日

残り物

今日はコダクロームの国内における現像処理の受付最終日だ。私の所有しているコダクロームは全て撮影を終え・・・、と言いたいところだが、残念ながらコダクローム64とコダクローム64プロフェッショナルがそれぞれ1本ずつ残ってしまった。ビックカメラのお兄さんに聞いたところ、以後の現像処理は3千円以上かかるそうだし、納期も数週間と言うことらしい。そもそもビックカメラが現像所への取り次ぎをしてくれるかどうかも未定だそうだ。

ここで私に残される道はよっつ。

1. 撮影して高いお金を払って国外で現像する
2. 記念にずっと取っておく
3. ネットオークション
4. から揚げにしておいしくいただく

コダクロームどれを選んでもきっとブログのネタにはなると思う。ただし2がネタになるのは少なくとも5年以上先のことであって、当分はおいしくならない。また数年後は本国での現像も終了しているので、本来の用途で利用することは難しい。したがって見て楽しむ・・・という、やや消極的な利用方法となる。
1は面白いが出費が痛い。納期も費用も国内現像の場合の3倍以上だ。撮影された写真が素晴らしいものだったらその価値もあるが、私が撮影するのだからいろいろと心配だ。現像の経験談ということに絞ってネタにするしかないのが悲しいところだが、たいしたネタにならない気がしないでもない。
3はなんとも微妙な選択だ。このブログとしては実につまらない選択だが、このご時世にモノを無駄にしなかったという点では評価できる。もちろんフィルム自体は私の手元から無くなるので、個人的にはまったくつまらない。

古くから写真をやっている人に比べれば、最近写真を撮り始めた私にとってこの手の出来事はたいした話ではない。でもやっぱり外式のフィルムという選択肢が事実上なくなってしまったというのは悲しい事実だ。そして、こういう事実を作り出したのは、デジタルカメラの普及によって写真という趣味を始めた私のような人間であることも間違いない気がする。
道具というものは時代とともに移り変わる。当たり前の話だ。昔はそろばんでも、今大多数の人間は電卓やコンピュータを利用している。たぶん一般的にはそれだけの話なのだ。それがそろばんのようにいかないのは、趣味の分野の話だからだろう。

私の個人的な満足度から言えば、1または2が面白い選択だ。実は面白さという点では4も悪くないのだが、おなかが弱い私には現実的ではない。そう考えると、まだ私には悩める時間が数ヶ月存在すると言うことだ。7割方2を選択しようかな、なんて思っているのだが、十数年後に写真が趣味じゃなくなってたらどうしようという一抹の不安もあったりして、不肖えだまめ頭を痛めるのである。


: えだまめ : 2007年12月20日 23:55

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コメント

せっかく2本も残ってるんだからさ。
ここは一本だけでも、「4」で。
いやいや、おいしくなくても良いよ。
爆発炎上してぷち修羅場らばんば位のほうがまめちゃんらしい。

: うっち : 2007年12月22日 00:20

どうも私のキャラを勘違いされているようです。私はいたって真面目キャラですので、修羅場らばんばは似合いませんことよ。オホホホ。

: えだまめ : 2007年12月23日 00:59

冷蔵庫に保存するくらいだから、からあげもおいしいのでしょうか


デジタル化の波はあちこちで

「記録」として残す方法は『石に刻む』のが一番長持ちするのだと思ったものです

: ぴろこ@零 : 2007年12月24日 10:54

そうですね、からあげお試しいただけますか?(^^
なるほど石ですか。では以後andanteは石板記録サイトとして生まれ変わります!
ってチガーウ!( ̄□ ̄;

: えだまめ : 2007年12月25日 19:51

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