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2007年03月31日
ロケンロール撮影日記 phase3
みなさま、毎度格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
ロケンロー!マジンゴー!マジンガーぜええぇぇっ!
というわけでいくらちゃかしてみても、デビューライブってそのバンドにとっては記念だよね。
「私・・・、実は初めてなの」
「OK、セニョリータ。優しくするぜ」
「ありがとう。あなたを愛しているわ」
そうさ、最初は優しくしてやるのが男の義務ってもんだ。でも実はこっちも経験値ゼロなのさ。だからうまくやれる自信はゼロ。相当恥ずかしいぜ。
「そこで相談なんだが、実は俺も初めてなんだ」
「え?あなた初めてなの?
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おととい来やがれ、このすっとこどっこい!」
今時の女性がすっとこどっこいなんて言うかどうかはともかく、既に俺に残された道は全力を尽くすことだけ。駄目だったら全力で謝るしかねーんですよ!阿波踊りの時だって絶望的な状況だったけど、300枚くらい撮って、ほんの数枚はブログで見せられたじゃない!ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たるさっ!だから頑張れよ、俺。
やっとこさ本格的に覚悟を決めました。(遅えよ)
とりあえず会場がどんな状況なのかはなんとなく見えてきた。だったら経験値のない俺は無理せずに、そこそこのレベルで写すことを優先しよう。画質や完璧なピントは二の次、三の次だ。写真はきっとWebで公開するのが目的だろうから、縮小したときに目立たない程度のボケならOKということにしよう。それ以上のピントは追求しない。(つーか出来ない)
んでもって、次にシャッタースピードをかせぐために、絞りは開放に決定して撮り続ける。被写界深度の問題やスポットライトによるゴーストなんかが発生するだろうけど、この際そんなの気にしない。なんでかって言うと、ロケンローラーは細かいことを気にしちゃ駄目だからだ。細かいテクニックなんかより、ローラーには勢いとかノリが重要だろ?な?そうだろ?
(全国の真のロックンローラーの皆様、ごめんなさい)
それからステージ上は輝度差が激しい。基本的に真っ暗な会場に、多数のスポットライトがメンバーを照らす状態。カメラに多分割測光をさせるとあんまりよろしくない。暗い部分を画面の大部分を占めるので、それら明るく写そうとしちゃいメインの被写体である人間が真っ白にぶっ飛んじゃうからだ。試しに2段露出補正をマイナスしたけど、それでも人物が必要以上に明るくなっちゃうので断念。中央部重点測光か、スポット測光ならOKだけど、いちいち被写体を測光してAEロック、それから構図決めて撮影じゃテンポが悪くなるので、マニュアルで適当にシャッタースピードをセット。ちなみに感度は1600にした。
それから前述のとおり、ヘタな鉄砲は数を撃つしかない。偶然でもバシッといいのが撮れれば、結果オーライ。だから普段はRAWばっかりだけど、珍しくJPEGで撮影することにした。俺のカメラは今となってはかなり旧式なので、RAWで撮影するとバッファーの解放に時間がかかる。連写で9枚一気に撮ったら、ちょっとやそっとじゃバッファが空になってくれない。ポートレートを撮るんだったらそれでもいいだろうけど、ライブはノンストップだ。俺の都合は関係なくライブは先へ進んでいく。シャッターチャンスを逃さないためにも、自分の力量をカバーするためにも、ファイルサイズの小さいJPEGでひたすら撮り続けることをチョイスした。
ところがJPEG撮影だと問題になるのはホワイトバランス。現像時に色温度を変更なんてことはJPEGには無理なので、あらかじめ設定しておかないといけない。でも素人の俺が色温度計とか持ってるわけない。太陽光にセットするのが無難と言えば無難な気がするけど、どうなんだろう?こんなにたくさんの色が付いた照明下で撮影なんてしたことないよ。白熱球にすべきか太陽光にすべきか、しばし悩む。
で、よく考えた結果、へなちょこな俺はオートホワイトバランスをチョイス。さすが、俺!だって、頭が悪くて経験値も無い俺が考えるより、カメラに任せた方が安心だよね。俺のイメージの中では、キヤノンのカメラのオートホワイトバランスは優秀だと思う。キヤノンのコンパクトカメラも含めて、ホワイトバランスでがっかりしたことってあんまりない。よってホワイトバランスは映像エンジンのDIGICちゃんに一任。
露出は適当に連写したらこまめに液晶モニターでチェックするしかない。ライブが始まったら拡大画像でピントまで確認する余裕はないだろうから、AFを信じて連写するのみ。多少のピンボケは前に書いたとおり、画像の縮小化で乗り切るってことで、いよいよ俺も覚悟が決まった。アドレナリンがバンバン放出されてきた!ついでに肛門からガスまで放出されてきた!(だってお腹が弱いんだもん)
俺はこのライブを乗り切って見せるぜ!(おれが演奏するワケじゃないし)
結果はどうあれ全力を尽くして撮りきってみせる!(さっきまで逃げ腰)
天国の父ちゃん母ちゃん見ててくれ!(だからまだ生きてるって)
乾坤一擲の撮影を見せてやるぜ!(実はカメラと運まかせ)
そしてついにライブの幕は上がったのだ!
すまん、このお話はまだ続くよ!
(なぜなら他にネタがないから、せっかくだから引っ張りまくるのである)
: えだまめ : 00:27
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