FM3A / 50mm F1.4 コダクローム 64
里を歩く。
おだやかな陽気のなにもない一日。 目に入ってくる風景に郷里をだぶらせ、友を想い、ときどき何も考えずに歩く。予想外に秋の日差しは強く身体をあぶる。ジャケットの下はしたたかに汗ばんで、心地よい散歩になるはずだという期待は裏切られた。
感じたいと切に願った久しぶりの散歩。 感じられなくてもいいやと開き直るいつもの結末。
人間は少しずつまるくなる。たとえはじめからとがっていなかったとしても。 凡人の理。