








2007年11月9日 秋陽
里を歩く。
おだやかな陽気のなにもない一日。
目に入ってくる風景に郷里をだぶらせ、友を想い、ときどき何も考えずに歩く。予想外に秋の日差しは強く身体をあぶる。ジャケットの下はしたたかに汗ばんで、心地よい散歩になるはずだという期待は裏切られた。
感じたいと切に願った久しぶりの散歩。
感じられなくてもいいやと開き直るいつもの結末。
人間は少しずつまるくなる。たとえはじめからとがっていなかったとしても。
凡人の理。