2005年6月17日 記録写真
あと数日で最新号が発売されてしまいますが、アサヒカメラ 6月号の話。
明治時代に撮影された足尾銅山（小野崎一徳氏撮影）の写真がありました。こんなに見つめちゃった写真は久しぶりです。森山大道さんの犬の写真以来のような気がします。とにかくいろいろと考えさせられました。たかだか100年くらい前の日本の姿（オーバーな表現かもしれないけど）を見せられただけで、こんなにショックを受けるとは・・・。
写真自体はなんの変哲もない、足尾銅山で働く鉱夫たちの集合写真です。
写真を見るだけで劣悪な労働環境が想像できます。昔の人達の苦労を考えると、私はつくづく幸せだと感じます。こんな環境で働けるか？なんて聞かれたら、間違いなくノーです。
そんな至極短絡的な見方をしたあとも、いろいろと思考が派生していき、写真をずっと眺めながらいろいろと考え事をしてしまいました。もっと他の写真もたくさん見たかったのですが、紙面の都合か写真点数が少なかったのが残念でした。