2005年4月18日 趣味で撮影です
日曜日に千代田区を散歩しました。私はたいていそうなのですが、目的地について最初の1時間くらいは何を撮っていいのかピンと来ない場合が多く、無駄な時間を過ごします。今日もそんな感じで、散歩開始から2時間を過ぎたあたりでエンジンがかかってきました。撮影枚数もどんどん増えて、1GBのコンパクトフラッシュを撮りきったあたりで、永田町を離れました。
そして溜池に差しかかろうか・・・というところでこの景色に遭遇。
以前から入り組んだ道路や、立体的で複雑な構成になっている道路を見ると思わずカメラを構えてしまうクセがあって、ここでもおもむろにカメラを構えました。感度を変えたり、露出補正をしたりと、操作にもたついていたときに後ろから声をかけられました。
「あの〜、すいません。お仕事ですかぁ？」
振り向くとそこには制服を着た警察官が数名。
「え？あぁ、いえ、趣味で撮ってるんです」
「あ、そうですかぁ」
警察官は無線のマイクを握ると、「はい、趣味で撮影ですぅ！」と、どこかへ報告を。
そして私を振り返り、「どうも〜」と言って歩き去っていきました。
たったそれだけのことなんですが、私の気持ちはそれまでの撮影モードから一気に現実に引き戻されてしまいました。そのまま歩き去るのも悲しかったので、数枚同じ構図で撮影し、その場を離れました。
よくよく考えてみると、私が撮影をしていた場所は首相官邸の脇なので、警備が厳重なのも当たり前です。その警察官の対応も笑顔を見せながらの対応で、非常に好感が持てるものでした。でもなんだかシラケちゃって、もうダメ・・・。
なんか・・・、不完全燃焼。