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 2004年11月12日 アジアロード

小林紀晴さん著、アジアロードを読みました。97年に出版された書籍ですが、このたび文庫化されましたので購入してみました。もう7年も前のものですから、アジアの街の描写にやや古いと思われる部分もありますが、予想外に楽しく読ませていただきました。私が一番気に入ったのはポカラでのエピソード。ヒマラヤを望むネパールの街、ポカラ。そこで著者はひとりの老婆と出会うのですが、その時の会話が実に素晴らしい。私は読んでいて、とてもうらやましさを感じました。もちろん自分自身に行動力がないので、そんな出会いにめぐり逢うこともないのですが・・・。老婆は別れ際に、自分の商売道具である売り物を手渡します。

「写真を撮ってくれた、お礼だから」

情景が頭に浮かんで離れません。いつか、行ってみたいです。

 


 

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