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 2004年11月3日 戦略的価格設定

紅葉ネタの翌日に、あまりにも安直すぎる展開・・・な写真です。
というか、いっそ昨日載せればよかったのに、とも思わないではないです。

全然カメラの話とは関係ないですし、もう1ヶ月以上も以前のことですが、SCEI がPSPの記者会見をする当日に、ニンテンドーDSの価格をWebで発表するという、とっても挑戦的な出来事がありました。それも15,000円というかなり戦略的な価格を。これによってSCEI はかなり追いつめられたのでは?といった推測が流れました。結果的にPSPは20,790円という、これまたビックリな価格となったのですが、このエピソードでも分かるとおり価格設定というのはユーザーの購買欲に大きく影響するわけです。

デジカメWatchを見ていたら、なんとオリンパスのE-300がレンズセットで10万円を切る価格で予約を開始したそうです。E-300は11月下旬に発売開始されるレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラです。
オリンパスのデジタル一眼レフカメラは、フォー・サーズ・システムを採用しています。現在主流のAPS-Cサイズの撮像素子より少し小さいのですが、レンズマウントをオープン化しているので、フォー・サーズ・システムに準拠していれば、メーカーを問わずレンズが使えることになります。

逆に言えば、完全な新システムを起ち上げたわけですから、他メーカーが売りにしている「従来のレンズ資産を利用できます」的な売り文句は使えません。そのあたりが、先発機種であるE-1の弱点でもあったのですが、レンズセットの価格が10万円を切ってしまうと、ちょっとそんなの関係ないかな?って気にもなってきます。オリンパスの売りであるダストリダクションシステムもきちんと搭載されているし・・・。

デザインについては好き嫌いがあるかもしれませんが、値段を聞いてからはとっても気になる存在になってしまったE-300なのです。買う買わないは別にして、まんまと戦略に乗せられてしまった私です。

11月4日補足
11月下旬発売と予定されていたE-300ですが、正式な発売日が12月3日と決定しました。11月4日メーカーWeb上にて発表

 

 


 

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