andante
2009back numberblog (Andantino)Photoglossaryotheredamame

 

 2004年9月24日 銀塩の未来

「ニコンD2X来春発売」のニュースと同時に、「F6の11月発売」の発表がありました。
銀塩カメラはお金に余裕さえあれば、ぜひ買ってみたいと常々思ってます。私みたいな性格の人間は、FM3Aのような機種で落ち着いてじっくり取り組めるカメラがいいんだろうな・・・などとも思います。

さて、最近カメラ雑誌の読者コーナー等によく寄せられる話題が、

「本当にデジタルカメラと銀塩カメラは共存できるのか?」
「デジタルカメラの話題ばかりでつまらない」
「デジタルカメラはまだまだ性能不足である」
「銀塩カメラは生き残れるのか?」

などです。

デジタルの性能的な問題については、いずれ技術の進歩が対応していくことでしょう。ですが、銀塩が生き残れるかどうかは、いったいどうなんでしょう?

CDの登場であっという間に市場から姿を消したレコードだって、あんなに早く姿を消すと予想できた人はどのくらいいたのでしょう。スクラッチをするから、クラブからはアナログプレーヤーが無くならない・・・なんて話もありましたが、いまやスクラッチの可能なCDプレーヤーまで登場している始末。

本当にフィルム(35mm)は無くならないのか?DPEは?新機種は?

古くからのカメラ雑誌でさえ、デジカメの話題が圧倒的に増え、銀塩は最新機種の話題よりクラシックカメラの記事ばかり。おそらくF6発表のニュースで多くの紙面が割かれることとは思いますが、その他の大きなニュースが続かないことには、本当の意味での銀塩の活気にはなり得ません。

5年先のことなど本当に分からない世の中です。1年先の見通しですら難しい現代社会。本当に知識人に未来が予測できるなら、今の日本はこれほどまでにバブル経済の余波を受けなかったでしょう。
銀塩は銀塩の良さがあって、まだまだデジタルでは・・・などとプロカメラマンが言ったところで、フィルムメーカーが供給をやめたらそれまでのことですし、今もめているプロ野球同様、事業として成り立たなくなったら・・・。

いろいろと書きましたが、数年後にこれを読んで、余計な心配だったな・・・と思いたい一デジカメファンでした。

※9/25訂正
10月22日発売の間違いでした。


 

カレンダー